「仕事」上のホントの事。
7年前の事です。
某管理会社の依頼で
千葉県船橋ある総戸数15戸の
賃貸マンションの管理をした時の
お話しです。
管理会社担当の電話で・・
「作業完了後に1Fに住む家主と一緒に
昼食をして、お話し相手(30分程度)をしていただきたい。
これ、INA●●さんにしか頼めない物件だと思います」
その昼食は、近所の「そば屋」「うなぎ屋」から
好きなものを注文して良いとの事。(家主負担)
即座に「OK」しました。
こんな、文字通りおいしい仕事
断る理由が全くありません。
家主様は
お話好きの、パワフルなおばあちゃん。
私の母親と同じ年齢でした。
親孝行のつもりで
同じ話し、同じローテーション
最後は、嫁の悪口・・・。
時々「へ~!そうなんですか」
「それは、大変でしたね」
と返すだけの私。(この2つでOK!)
30分の予定が、延々3時間・・。
最初は、遠慮して「そば屋」に
天ぷらそば なんぞを注文していました。
3回目から・・
調子に乗って「うなぎ屋」に
うな重(松)をお願いし
優雅なランチも頻繁にありました。
月に2回なのですが、3年間も続きました。
その家主様は
故郷が岩手の陸前高田で
港の魚加工場で働いて・・
30歳くらいで旦那様と知り合い
千葉に嫁いだとの事。
陸前高田の自慢も
よく聞きました。
「震災」のニュースで
この地名を見たり、聞いたりすると
この船橋のおばあちゃんの
顔が浮かびます。
inakakun